筑摩書房 INFORMATION&TOPICS

2014年4月刊行のちくま新書1065『中小企業の底力』(中沢孝夫著)の本文に誤りがございました。

該当箇所:32ページ13行目〜33ページ2行目

誤)このグラフで注目すべきは、二〇〇〇年は大企業の撤退率が八パーセントを超えていて、中小企業が四パーセント台だったことである。理由はそれほど難しいことではない。大企業にとって海外展開は経営のオプションの一つに過ぎない。それゆえ逃げ足も速い。しかし中小企業にとって海外展開は死活問題であることが多く、成功に向けて歯を食いしばって頑張らねばならぬテーマだからである。

上記の赤字部分を削除し、下記のように改めます。

正)中小企業にとって海外展開は死活問題であることが多く、成功に向けて歯を食いしばって頑張らねばならぬテーマであるが故に生存率が高いともいえるだろう。また海外工場の成長率のデータはないが、私の調査経験では五年から一〇年で五倍、六倍と成長している企業は無数にある。

このたびはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。読者の皆様ならびに関係各位に心よりお詫びし、訂正いたします。