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2014年10月に刊行いたしました『吉本隆明の経済学』(中沢新一編著、筑摩選書)に誤りがありました。以下のように、お詫びして訂正いたします。

382ページ「初出一覧」は「引用文献一覧」の間違いでした。
また、
第一章 1 幻想論の根底 → 第一章 1 幻想論の根柢
第五章 1 像としての都市――四つの都市イメージをめぐって
       一九九二年一月二一日、日本管主催の講演。 → 日本鋼管主催の講演。

以上です。

なお、「初出一覧」とした場合は、以下のようになります。

第一章
1 幻想論の根柢――言葉という思想
原題・共同幻想のゆくえ(同志社大学文学哲学研究会「翌檜」主催による講演、1978.5.2)『言葉という思想』(弓立社、1981年)所収
2 言語と経済をめぐる価値増殖・価値表現の転移
『iichiko』第39号(1996.4)所収

第二章
1 三木成夫の方法と前古代言語論
原題・三木成夫さんについて(ゲーテ自然科学の集い・慶應義塾大学での講演、1993.11.13)『モルフォロギア』第16号(1994.11)所収

第三章
1 経済の記述と立場――スミス・リカード・マルクス
原題・同上(日大三崎祭実行委員会主催による講演、1984.11.2)『超西欧的まで』(弓立社、1989年)所収

第四章
1 エコノミー論
「ハイ・イメージ論」『海燕』(1989.10~12、1990.1)所収
2 消費論
「ハイ・イメージ論」『海燕』(1990.5~7)所収

第五章
1 像としての都市――四つの都市のイメージ
原題・同上(日本鋼管主催の講演、1992.1.21)『感性都市への予感』(ぎょうせい、1992年)所収

第六章
1 農村の終焉――〈高度〉資本主義の課題
原題・同上(「修羅」同人主催、長岡市で行われた連続講演「農業論」1、1987.11.8)『吉本隆明全講演ライブ集』第5巻(弓立社、2002年)所収

第七章
1 贈与論
「ハイ・イメージ論1」『リテレール』第1号(1992.6)所収
2 消費資本主義の終焉から贈与価値論へ
『FiLo』第15~17号(1992)所収

第八章
1 超資本主義の行方
『サンサーラ』(1993.5、6)所収
2 世界認識の臨界へ
『エイティーズ―80年代全検証 いま、何がおきているのか』(河出書房新社、1990年)所収

以上です。