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第443号2008年2月目次

表紙裏
[NARA NOTE +1]26|奈良美智

巻頭随筆
[人間、とりあえず主義]113・一冊の本ができること|なだいなだ

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今月の立ち読みちくま

『仕事と日本人』の執筆を終えて  武田晴人

 働き方とか、働く意味とかが盛んに議論されている。『働きマン』という漫画が読まれ、テレビドラマ化もされた。「ニート」や「フリーター」という言葉が普通の言葉になってから久しい。この主題に関連した書物はとても読みきれないほどたくさん出版されている。 [全文を見る]

無謀な企て?  色平哲郎

 雨ニモアテズ 風ニモアテズ/雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ/……/リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ/東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ/西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ/南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ/北ニケンカヤ訴訟ガアレバ ナガメテカカワラズ/日照リノトキハ 冷房ヲツケ/ミンナニ 勉強勉強トイワレ/叱ラレモセズ コワイモノモシラズ……
詠ミ人シラズのこの詩をはじめて読んだとき、とても怖いと感じました、ズボシだったからです。 [全文を見る]

サルトル『存在と無』について  佐藤真理人

 サルトルはあまりに有名であり、その名を知らない人を見つけるとしたら苦労することであろう。しかし『存在と無』が爆発的に売れたかつてのサルトルブームの時代においてすら、どれだけの人がその書を読破し、内容を理解したかとなると、まことに心許ない。書棚に「積ん読」で終わった人が大部分ではなかろうか。 [全文を見る]

『教育とはなんだ』文庫版のためのインタビュー   重松 清

 教育に関わる現場のさまざまな人たちにインタビューをした、重松清編著『教育とはなんだ』が出たのは二〇〇四年四月。ゆとり教育批判が噴き出し始めた頃でした。それから今日まで、政権も変わり安倍政権のいわば目玉として教育改革が掲げられ教育再生会議が招集され、その後安倍政権は… [全文を見る]

新連載
[大島渚と日本]1・日本と逆に。日本に|四方田犬彦
[魚雷の眼]1・ねたり起きたり天野忠|荻原魚雷

連載
[いにしへ東京歳事記]7・雀の三里 雪の如月|鈴木理生
[明日への回想]19・「経験」の地平で|菅野昭正
[東京物体]11・池波正太郎生誕の地碑|大川渉
[それなりに生きている]6・出歯亀子の一人天下|群ようこ
[オタク文化の現在]12・アイドルの理想形|伊藤剛
[絶叫委員会]23・心の戦国武将|穂村弘
[青春の光芒——異才・高橋貞樹の生涯]9・第二章 敗戦・疾風怒濤の時代(その三)|沖浦和光
[平成コメディアン史]6・芦屋雁之助・確かな”ドサ”の芸(5)|澤田隆治
[ネにもつタイプ]72・ハッピー・ニュー・イヤー|岸本佐知子
[おはよう、水晶——おやすみ、水晶]20・秋の庭結晶体|笙野頼子
[グッド・ラック]3|太田治子
[真剣外伝]22・群青(第十二回)|海道龍一朗
[旅情酒場をゆく]2・心の串カツを新世界で|井上理津子

コラム
[翻訳で出会った作家たち]1・フラナリー・オコナー|横山貞子
読者のひろば
編集室から

表紙作品 奈良美智
表紙・本文デザイン・カット 吉田篤弘・吉田浩美

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