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第449号2008年8月目次
鼎談 世界規模で起こる貧乏人の逆襲 松本哉・鶴見済・雨宮処凛
「タダで生きる」のは革命的なこと ——松本哉さんの『貧乏人の逆襲!——タダで生きる方法』が刊行されました。格差社会に反乱を起こし、貧乏人が勝手に生きるための前代未聞の実用書ですが、いかがでしたか。 [全文を見る]
ついに『カラキョー』を読んだぞ 清水義範
世界文学の中の名作の読書手引きをしたり(その成果が『世界文学必勝法』という一冊になった)、世界文学史について思うことを書いたりする機会がこのところ多くて、我が読書遍歴を語ることがままあった。 [全文を見る]
カフカの両義性 平野嘉彦
カフカの小説のなかに、意識下の余剰のようなものを、色濃く残していると思われるテクストがある。さしずめ「判決」と「村医者」は、その双璧だろうか。 [全文を見る]
「国語辞典年表」を書いて 武藤康史
ヒキタクニオ『角(つの)』(光文社、二〇〇五年刊)は愉快な小説だった。 純愛物語としても愉快だが、主人公が校正者(出版社の校閲部員)というのが珍しい。校正者から見た出版業界の内幕 ……というのも興味をそそられる。 [全文を見る]
歴史は遠くない 落合淳思
私が研究している甲骨文字は、今から三千年以上前に中国の黄河中流域にあった殷という王朝で作られた文字資料である。 [全文を見る]
遺伝子をめぐる大いなる誤解 池田清彦
遺伝子は生命の設計図だとの稚拙な比喩がかなり長い間流行っていた。誰が最初に言い始めたのかは知らないが、稚拙とはいえ、この比喩のおかげで、多くの一般の人々は「遺伝子」というコトバに自分なりのリアリティーを感じることができるようになったのではないかと思う。 [全文を見る]
魔女になりたい! 勝田小百合
私は都内で施術院を開いているカイロプラクターです。私の患者さんは90%以上が女性で、毎日いろいろな体と心の不調をかかえる方々がきてくださいます。 [全文を見る]
新連載
[農村青年社事件]1・農村青年社とはどのような事件か|保阪正康
連載
[いにしへ東京歳事記]13・真夏の昼下がりの女湯|鈴木理生
[東京物体]17・鳩森八幡神社の将棋堂|大川渉
[それなりに生きている]12・少子化でちょうどいい|群ようこ
[大島渚と日本]7・初期とは何か|四方田犬彦
[オタク文化の現在]
「プロフェッサー・マンガ家」の可能性|森川嘉一郎
[絶叫委員会]29・わが町|穂村弘
[平成コメディアン史]12・花登筐さんのこと2|澤田隆治
[青春の光芒——異才・高橋貞樹の生涯]15|沖浦和光
[ネにもつタイプ]78・ザ・ベスト・ブック・オブ・マイ・ライフ|岸本佐知子
[グッド・ラック]9|太田治子
[ピスタチオ]4|梨木香歩
[真剣外伝]26・最終回・群青(第十六回)|海道龍一朗
コラム
[大図書館の小さな話]1・野生の思考|加藤典洋
読者のひろば
編集室から
表紙作品 奈良美智 “BALTIC TWINS”(2点のうちの1点)、2008 協力 小山登美夫ギャラリー
表紙・本文デザイン・カット 吉田篤弘・吉田浩美
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