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第450号2008年9月目次

表紙裏
[NARA NOTE +1]33 奈良美智

巻頭随筆
[人間、とりあえず主義]120・いくつかの法則 なだいなだ
[テレビ幻魔館]2・「ぶっ殺してやる」 佐野眞一

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今月の立ち読みちくま

近代をつくった幕末明治の日本人 鶴見俊輔・インタビュアー 中島岳志

創造の源泉になったのは——中島 初版(一九六一−六四)は直近の時代を一巻とし、巻が進むにつれ過去に遡っていくスタイルでした(文庫版では時代順)。 [全文を見る]

これであなたも幽霊博士  安村敏信

 毎年夏が近づくと、どこからともなく幽霊に関する仕事の依頼が舞い込んでくる。テレビ、雑誌、講演会など、様々な媒体からの申し込みで、春先の仕事をかたづけてほっと一息つき、梅雨の鬱陶しさに気分を滅入らせている頃にそいつはやってくる。[全文を見る]

軍隊小説、我が青春  高田里惠子

 たしかに、そんな時代があったのだと思います。西洋近代の文学が日本人にとって意味を持っていた時代です。もっとも、日本人にとって、というのはまったくの言い過ぎで、インテリ青年にとって、ということです。
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山本モナの恋愛経済学  山崎 元

  ヒキタクニオ『角(つの)』(光文社、二〇〇五年刊)は愉快な小説だった。 純愛物語としても愉快だが、主人公が校正者(出版社の校閲部員)というのが珍しい。校正者から見た出版業界の内幕 ……というのも興味をそそられる。 [全文を見る]

『謎のマンガ家・酒井七馬伝』
第37回日本漫画家協会賞特別賞受賞記念特別寄稿  中野晴行

 昭和三一(一九五六)年、夏。大阪市天王寺区堂ヶ芝町。大阪の夏は熱気が手足に絡みつくように暑い。ひとりの青年が流れる汗をハンカチで拭き拭き歩いている。[全文を見る]

連載
[いにしへ東京歳事記]14・虫の知らせ|鈴木理生
[農村青年者事件]2・指導者たちの回想(その一)|保阪正康
[魚雷の眼]6・石原吉郎のノート|荻原魚雷
[それなりに生きている]13・おしゃべりとでっぱちゃん|群ようこ
[旅情酒場をゆく]6・ジュンサイ、岩牡蠣、地産地消|井上理津子

[オタク文化の現在]19・「階段教室」でマンガを教えるということ|伊藤剛
[絶叫委員会]30・第一声|穂村弘
[大島渚と日本]8・太陽の帝国|四方田犬彦
[青春の光芒——異才・高橋貞樹の生涯]16・第四章「高揚」から「失意」へ(その二)|沖浦和光
[東京物体]18・群書類従の版木|森川嘉一郎
[平成コメディアン史]13・特別鼎談|大村崑・芦屋小雁・澤田隆治
[ネにもつタイプ]79・閉会式|岸本佐知子
[ピスタチオ]5|梨木香歩
[グッド・ラック]10|太田治子

コラム
[大図書館の小さな話]2・モントリオールの友人|加藤典洋
読者のひろば
編集室から

 

表紙作品 奈良美智 “BALTIC TWINS”(2点のうちの1点)、2008 協力 小山登美夫ギャラリー
表紙・本文デザイン・カット 吉田篤弘・吉田浩美

2008

2007

2006

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