ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

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ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

“ちくま1000「本」ノック”とは?

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0701-0800

701
ちくま新書
集中できない、忘れ物が多い、話を聞くのが苦手…こんな症状ありませんか?「ADHD(注意欠如多動性障害)」と診断される大人が増えている。症状、診断・治療方法、他の精神疾患との関連など解説する。
702
ちくま学芸文庫
キリスト教的世界像が崩れ秩序と均衡の美学を喪失した16世紀。古典主義的価値をもつ美術史により退廃と衰退のレッテルを貼られたこの時代の芸術に光を当て現代におけるマニエリスムの復権を試みた先駆的書。
703
ちくま文庫
裕福で自由な生活を謳歌している三人の離婚成金。月に一回の例会“年増園”の話題はもっぱら男の品定め。そのうち一人、元貴族の妙子がニヒルで美形のゲイ・ボーイに惚れこみ…。三島由紀夫の異色恋愛小説。[解説]群ようこ
704
単行本
大正末期から昭和初期、大々的な琉球芸術調査をし、琉球文化についての貴重かつ膨大な資料を残した鎌倉芳太郎。ノート、写真、古文書文献、紅型型紙…彼をめぐる人々と沖縄文化復興のドラマを描く。
705
ちくま文庫
少女エヤアルは幼少のとき、魔法を暴走させて災厄を招き、“炎の鳥”に魔法を奪われた。彼女に突然生じたあらゆる物事を記憶する能力。もたらすものは平和か破滅か…。日本ファンタジーの旗手の新境地。[解説]池澤春菜
706
ちくま学芸文庫
われ惟う、ゆえにわれあり。―「方法的懐疑」によってデカルトが企図したのは何よりもまず数学的言明の確実性を神によって保証させるということであった。デカルトの方法の“最重要試論”。[解説]佐々木力
707
ちくま文庫
取扱説明書や役所へ提出する書類を、読んでも全然理解できない…そんな方へ。読み方には、既知を読むアルファ読みと、未知を読むベータ読みの二種類がある。リーディングの新しい地平を開く、目からウロコの一冊。
708
ちくま学芸文庫
邪馬台国の女王卑弥呼は、人前に姿を現すことも稀な神秘的な巫女だったのか? 明治以降に創られたイメージを覆し、古代の女性支配者達を政治的実権を持つ王として位置づけなおす。
709
ちくま文庫
自分の生活の中に自然を蘇らせる、「心」と「体」と「食べ物」のレッスン。自分の生き方を見つめ直すための詩的な言葉たち。今の生活をもっとみずみずしく変えたい人のためのバイブル。[解説]曽我部恵一
710
ちくま学芸文庫
人間にとって空間と場所とは何?それはどんな経験なのか?幼児の身体から建築・都市にいたる空間の諸相を経験というキータームによって探究した必読書。[解説]A・ベルク、小松和彦
711
ちくま新書
大学入試、小学校英語、グローバル人材育成戦略…2020年施行の新学習指導要領をはじめ、日本の英語教育は深刻な危機にある。なぜここまで理不尽なことばかりなのか?第一人者が問題点を検証し英語教育を問いなおす。
712
ちくま学芸文庫
草莽、それは野にありながら天下危急の時におのれを顧みず、大道に立つ壮士である。江戸後期から維新前夜、奔星のように閃いた彼らの生き様を鮮烈に描く、比類なき名著。[解説]桶谷秀昭
713
ちくま文庫
座談の名手でもあった開高健が、自ら選んだ強烈な個性の持ち主たちと相対する。一対一の対話や作品論、人物描写を混和して描き出した「文章による肖像画集」。 戦後人物ノンフィクションの金字塔。[解説]佐野眞一
714
ちくま文庫
1969年にロックグループをやめ、小さな書店を始めた著者の奮闘記。置きたい本が入荷しないもどかしさ、客とのふれあい、書店主同士の交流…再び歌手を始めるまでの22年間で学んだ大切なこと。[解説]大槻ケンヂ
715
ちくま新書
日本書紀には存在しない「出雲神話」が必要とされたのはなぜか。どうして権力にあらがい滅びた者たちに共感を寄せるのか。この作品の成り立ちを説く「序」は真実か…謎を解きあかし神話や伝承の古層を掘りおこす。
716
ちくま学芸文庫
言語体(ラング)とも文体(ステイル)とも異なる文学の第三の形式的現実としての『エクリチュール』は、はたして“文学”を解明したのか。バルトの理論的主著、詳註付決定版。
717
ちくま学芸文庫
人類はいかにして火を手に入れたのか。『金枝篇』で名高い人類学者・フレイザーが、世界各地より夥しい神話や伝説を渉猟し文明初期の太古の人類の精神世界を探った古典的名著。[解説]前田耕作
718
ちくま新書
この世に無数に存在する石の中には目を引く美しい模様を持ち、人を不思議な気持にさせるものが多くある。カラー写真とともに石に魅了された人たちの数奇な人生、歴史上の逸話など、国内外様々な石の物語を語る。
719
ちくま学芸文庫
心と意識の成り立ちを最終的に説明するのは、人工知能ではなく、〈量子脳〉理論だ!天才物理学者のスリリングな論争の現場。
720
ちくま文庫
芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だったー。実母のダイナマイト心中を体験した末井少年が革命的野心を抱き上京、伝説のエロ本創刊に到るまでの仰天記。[解説]花村萬月
721
ちくま学芸文庫
人間の認識システムはどのように進化してきたか、そしてその特徴は。ノーベル賞受賞の動物行動学者が試みた自然誌的考察によるきわめて野心的で壮大な総合人間哲学。
722
ちくま文庫
一晩寝かしたお芋の煮っころがし、土瓶で淹れた番茶、風にあてた干し豚の滋味…日常の中にこそある、おいしさを綴ったエッセイ集。お金では決して買えない味がある。第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。[解説]中島京子
723
ちくま文庫
「誰かが私に言ったのだ/世界は言葉でできていると」。誰も夢見たことのない世界が、ここではじめて言葉になった。初期主要作品を精選。創作の秘密がかいま見える「自作解説」を付した増補決定版。
724
ちくま新書
かつての古代史の通説は覆され教科書の記述も様変わりしつつある。古代史研究の最新成果と動向を伝えるべく専門家15人の知を結集。列島史の全体像がつかめる最良の入門書。参考文献案内も充実。
725
ちくま文庫
孤独な天才芸術家ジェドは、世捨て人作家ウエルベックと出会い友情を育むが、作家は惨殺死体で見つかる―。作品発表のたび世界中で物議を醸してきた鬼才の、最高傑作と名高いゴンクール賞受賞作。
726
ちくま文庫
今もアジア全域で大きな影響力を持つアジアの歌姫テレサ・テンの真の姿とは?台湾、中国、香港…各国への精緻な取材と関係者が語るエピソードから彼女を一人の「人間」として描き出す傑作評伝。
727
ちくま学芸文庫
二千年以上、ヨーロッパはむろん隣接するイスラム圏や新大陸を含めた全世界に対し計りしれない影響を与え続けてきたカトリック教会。その組織的中核である歴代ローマ教皇に沿ってキリスト教全史を読む。[解説]藤崎衛
728
ちくま学芸文庫
全ての秩序は自然発生的に生まれる「自己組織化」に則り、進化や生命のネットワーク、経済や民主主義にいたるまで解明。
729
ちくま文庫
福岡の街中に、毅然としてぼけた、ばあさまがいたーー。熱くて型破り、超個性的な人々が、前代未聞の特別養護老人ホームの開設を目指す、実録痛快エッセイ。[解説]田尻久子
730
ちくま新書
世界を驚愕させた「ゲノム編集ベビー」誕生の発表。生命の設計図を自在に改変する最先端の技術を基礎から解きほぐし私たちが手にする利益と内包する問題点のせめぎ合いを真摯に追う。
731
ちくま学芸文庫
アメリカ北西海岸の諸部族が伝承してきた仮面。そこに反映された神話世界を構造人類学のラディカルな理論で切りひらいて見せる。増補「三つの小さな旅」収録完全版。
732
ちくま学芸文庫
駅蕎麦、豚カツ、ハヤシライス―。どのような経緯で生まれ、食卓にのぼるようになり、発展をとげてきたのか。広義の〈和〉のたべものと食文化事象1300項目収録。一人でまるごと書き下ろした驚愕の大事典。
734
ちくま文庫
老いは突然、坂道を転げ落ちるようにやってくる。その時にあわてないために今、何ができるか?トイレやお風呂、食事の支度など暮し方の知恵から、道具の選び方・使い方、思い出整理のアイディアまで、具体的50の提案。
735
ちくま学芸文庫
フランス文学者の著者、フランス語を母国語とする夫人、日仏両語で育つ令息。三人が出会う言語的摩擦と葛藤のかずかずから独自の論理を展開した、従来の「日本語論」への根源的異議申し立て。[解説]シャンタル蓮實
736
ちくま文庫
薄明かりの土間に死んだ友人の後妻が立っている。夫の遺品を返してほしいと、いつも同じ時刻にそっと訪ねてくる。―映画化された表題作ほか不可思議な連作「東京日記」などの小説を収める。[解説]松浦寿輝
737
ちくま文庫
江戸文人の風雅を生き、生涯、街歩きに淫した人。私娼街・玉の井を舞台に描いた、荷風の最高傑作「濹東綺譚」、38歳から79歳の死の直前まで42年間書き続けた日記「断腸亭日乗」抄など収録。[解説]小沢信男
738
ちくま学芸文庫
文章表現の多様さに触れ、書き手の個性が発揮された文章を読み味わうことは、言語表現を形づくるための最良の道筋になる。70篇読み切り形式収録、不朽のアンソロジー。
739
ちくま学芸文庫
おっぱいの形、戦争の原因、科学と神は対立するのか―動物行動学の見地から見た人間の「生き方」と「論理」とは。身近な例を引きつつ表面的な現象の奥にある人間の行動論理をやさしく深く考察。[解説]絲山秋子
740
ちくまプリマー新書
宗教というと、ニュースはテロや事件のことばかり。学校では他人の宗教とどう付き合うよう教えられているのか。信者の子供たちの暮らしぶりはどうか。欧米・アジア9か国の教科書を確かめてみよう。
0741
ちくま学芸文庫
随筆文学屈指の名品は成熟した文明批評の顔ももつ。芭蕉や蕪村が好み与謝野晶子が愛した北村季吟の注釈書『枕草子春曙抄』の本文を採用。江戸、明治と読みつがれてきた名著に流麗な現代語訳を付す。
742
ちくま文庫
感嘆するような表現を選び、並べるのは難しい。でも何かを言いたいときに短歌のリズムなら思いが伝わる!自分の考えをいつもの言葉づかいで面白く、分かりやすく表現する―それがかんたん短歌。でも簡単じゃない!
743
ちくまプリマー新書
本当に障害者はいなくなったほうがいいですか?2016年相模原市障害者殺傷事件などを通し、人と社会、人と人のあり方を見つめ直す。キレイゴトではない「答え」を真摯に探究。
744
ちくま文庫
ベトナム戦争の写真報道でピュリツァー賞に輝き34歳で戦場に散った“日本のキャパ”沢田教一。情熱と野望に満ちた人生の軌跡を描いたノンフィクション。[解説]開高健、角幡唯介
745
ちくま学芸文庫
動物に心はあるか、機械は心をもちうるか、そもそも人間の心はいかにして生まれたのか。いまだ解けないこの謎に進化論的な着想にもとづき現代哲学の鬼才が真正面から挑む最良の入門書。
746
ちくま新書
詰め込みよりゆとり教育、それが学力低下問題で揺れている。教室と授業に賭けた一教師の息の長い仕事を通して、もう一度正面から教師が「教えること」を考え直す。今もっとも必要なことは何か?
747
ちくま文庫
エッセイ? ショート・ショート? それとも妄想という名の暴走? モヤッとするのに心地よい違和感の世界。翻訳家岸本佐知子の頭の中を覗くような可笑しなお話の世界へようこそ!
748
ちくま文庫
「鬼平」「剣客商売」「忠臣蔵」のプロデューサーが自らの経験と制作現場への取材を基に記録した類書なきテレビ時代劇史。原作、役者、視聴者の変遷…TV局の歴史も含めた時代劇クロニクル1953‐2013。[解説]里中哲彦
749
ちくま文庫
独裁者の島に派遣された薬理学者フォックス。秘密警察が跳梁し、魔術が信仰される島で、陰謀に巻き込まれ、人体実験に加担させられるが…。幻の小説、復刊。[巻末エッセイ]佐野史郎、[解説]岡和田晃
750
ちくま学芸文庫
近代世界を一つの巨大な生き物のように考え、近代の世界史を有機体の展開過程としてとらえる見方、それが「世界システム論」に他ならない。世界史の見方が変わる知的興趣あふれる講義。
751
ちくま学芸文庫
上りは階段・下りは坂道が楽、人それぞれに異なる色彩感覚に普遍的な物差しはあるのかを考える「測定談義」など、刺激的で予想外な指摘と考察が満載。物理学者ならではの含蓄の哲学。[解説]下村裕
752
ちくま文庫
12歳で渡米し滞在20年目を迎えた「美苗」。アメリカにも溶け込めず今の日本にも違和感を覚え…。雪のある日、ニューヨークの姉と英語・日本語まじりの長電話が始まる。本邦初横書きバイリンガル小説の試み。
753
単行本
死んでは蘇る父に戸惑う男たち、魂の健康を賭けて野球する女たち。三島賞受賞作「無限の玄」と芥川賞候補作「風下の朱」を収めた超弩級の新星が放つ奇跡のカップリング小説集。清新にして獰猛な赤と黒の物語はスパークする!
754
ちくま文庫
「おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃ〜!」(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)。イエスの活動、パウロの伝道、十字軍、宗教改革…キリスト教の歴史がやくざ抗争史として蘇る。[解説]石川明人
755
ちくま文庫
その卓越したセンスと発想をもとに「ことば」を巧みに操りながら紡いだコラム集。広告の作り方から回文や俳句まで、瑞々しい世界を見せてくれる。コピーライター土屋耕一エッセンス凝縮の一冊。[解説]松家仁之
756
ちくま新書
死刑の存廃をめぐり、今なお意見は鋭く対立し、決着をみることはない。「結論ありき」でなく、死刑それ自体を深く考察することで、これまでの論争を根底から刷新する、究極の死刑論。賛成派も反対派も。
757
ちくま新書
「意志が弱い」「快楽主義者」…ステレオタイプな先入観で語られてきた薬物依存症。第一人者がその真実に迫る。自己責任論では解決しない。孤立した「人」に向き合い繋がる機会を提供する治療を。
758
ちくま文庫
溶けてしまいそうな鮮烈美。めくるめく愛と官能に彩られたアラビアの華麗な物語―世界最大の奇書バートン版からの訳に古沢岩美の華麗挿絵付。波乱に満ちた話の数々とともに絢爛たる夢物語は大団円へ。
759
ちくま文庫
兎に導かれてアリスがたどる不思議の国のファンタジー。世界中の子どもと大人を魅了したキャロルの傑作。数多くの言葉遊びを含んだ透明感のある物語を、原作の香気そのままに。[解説]楠田枝里子
760
筑摩選書
1968~72年は世界の文化が同時性のもとに成立した歴史上初めての瞬間だった。映画、演劇、音楽、写真などの領域で展開された前衛的な実験、それら歴史的記憶を文化資料として甦らせる。図版資料満載の超弩級評論集。
761
ちくま学芸文庫
人生前半の課題は挑戦であり後半は別離である。社会変動による病いと家族の移り変わりを中心に老人問題を臨床の視点から読み解き精神科医としての弁明を試みた19篇。[解説]春日武彦
762
ちくま文庫
確かな不安を漠然とした希望の中に生きた芥川。漱石の墓を訪ねた年末の或る日の出来事に感応する心情を描いた「年末の一日」、自ら死を決意した人の、死を待つ日々の心情を映した「歯車」他を収録。[解説]臼井吉見
763
ちくま文庫
盛者必衰の情景に何を思うか。かつて賑わった野ざらし遊園地、バブルに踊ったホテル、近代化を支えた鉱山町産業遺構、心霊スポットと化した廃病院…。オールカラーで綴る無常の記録。
764
ちくまプリマー新書
敬語ってむずかしい。でも、その歴史や成り立ちが分かれば、いつのまにか身についていく。「目上の人」ってどんな人? 偉い人はなぜ「先生」と呼ばれるのか…。もう敬語なんかこわくない!
765
ちくま学芸文庫
馬の蹄の跡が池になったり井戸が龍宮城につながっていたり山どうしがケンカしたり。全国から集められた伝説より250篇精選。民話のほぼ全ての形式と種類を備えた記念碑的作品。日本人の原風景がここに。[解説]香月洋一郎
766
ちくま学芸文庫
日本とはどんな国か、なぜ米が日本史を解く鍵なのか、通史を書く意味は何なのか。イメージされてきた国家像や定説とされていた歴史観に根本的な転回を迫る衝撃の書。[解説]伊藤正敏
767
ちくま新書
醸造家や飲食店経営者の世代交代も進み、和食や日本文化の世界的な人気に伴い外国人ファンも増えている日本酒新時代の今、好みの味に出会うための基礎知識や厳選した造り手と銘柄を伝授。
768
ちくま学芸文庫
遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん――平安時代末の流行歌、今様。みずみずしく、時にユーモラス、また時に悲惨でさえある、生き生きとした今様から、代表歌を選び懇切な解説で鑑賞する。
769
ちくま学芸文庫
北斎、若冲、写楽、白隠、そして日本美術を貫く奔放な「あそび」の精神と「かざり」への情熱。奇想から花開く鮮烈で不思議な美の世界へ読者をいざなう、刺激的な日本美術案内。[解説]池内紀
770
ちくま学芸文庫
靖国神社の思想的根拠は神道というよりも儒教にある。幕末・維新の思想史をたどり近代史観の独善性を暴き出す。気鋭の歴史学者が「日本」の近代史観に一石を投じた快著の決定版。[解説]與那覇潤
771
ちくま文庫
明治の日本に洋式灯台を建てるという難関プロジェクトに挑む男たちを描く爽快歴史エンタメ。言葉と文化の壁、牙を剥く地震、予期せぬトラブル…。彼らは貧しい漁村に光を灯すことができるのか?[解説]不動まゆう
772
単行本
「私の家族はいつどのように、どうして済州島から大阪へとやってきたのだろう」「個人の人生を、どうしたら歴史として残せるのだろう」――。気鋭の社会学者による、家族への親愛と歴史への洞察に満ちた、生活史記述の試み。
773
ちくま学芸文庫
日本ナショナリズムは第二次大戦という破局に至る他なかったのか。黎明期に立ち返りその根源と可能性を問う。日本ナショナリズムの形成過程をダイナミックに描き出す第一級の古典。[解説]渡辺京二
774
ちくま新書
裁判所はどのような組織か。裁判官たちは何を考えて裁いているか。人質司法、不当判決、形式的な死刑基準……など、その背後に潜むゆがみや瑕疵を整理、解説。第三権力の核心をえぐる。元裁判官が暴く”司法囚人”の実態。
775
ちくま文庫
小松左京、星新一、手塚治虫、筒井康隆…、SF作家たちが描いた未来社会。民族紛争・管理社会など、戦争体験世代の巨匠たちから私たちへの警告。[解説]斎藤美奈子
776
ちくま新書
文章はサービスである。読んだ人を楽しませるためにのみ文章は存在する。自身のコラムの失敗、成功、講座でのとんでもない企画、文章など豊富な実例を挙げ、逆説的真実をこめた文章法の極意を明かす。
777
ちくま学芸文庫
自由はどこまで守られるべきか。リバタリアニズムを代表する思想家の核心を伝える論考を精選。国家を無視する権利まで容認する徹底した自由の理論を詳らかに。
778
ちくま文庫
人は大人になった後でこそ、自分を変えられる。多くの事例をあげ「運命を変えて、どう生きるか」を考察した名著。「心の専門家」からの、運命を動かすメッセージ。[解説]中江有里
779
ちくま学芸文庫
〈民族〉は虚構に支えられた現象である。虚構の意味を否定的に捉えてはならない。社会は虚構があって機能する。血縁・文化連続性・記憶の再検証によって常識を覆し、開かれた共同体概念の構築を試みた論考。
780
ちくま文庫
20年に及ぶ週刊文春の名物連載「文庫本を狙え!」。古典・サブカル・雑本…次々と刊行される文庫本のヤマの中から毎週1冊を選び出す。その開始から4年間・171話分を収録。文庫出版をめぐる生きた記録。[解説]平尾隆弘
781
ちくま文庫
役小角、安倍晴明、酒呑童子、後醍醐天皇ら異界に深い係わりをもっていたと考えられる「人物」と、「妖怪変化」たちの身元調査記録。魑魅魍魎が跳梁跋扈する闇の世界へ。挿画、異界用語集付。
782
ちくま学芸文庫
そこには災害を乗り越えようとする人間の逞しさと非常時ゆえにさらけ出されてしまう浅ましさがあった。復興に対する政府の無能ぶりを糾弾しつつもその眼は市井の人々の生に注がれていく関東大震災の記録。[解説]吉野孝雄
783
ちくま文庫
初等教育から大学まで、教育は混迷し意欲の喪失には出口が見えない。が、IT技術の急速な進歩は時間と空間を圧縮し、「独学」の可能性はますます広がりつつある。「やる気」という視点から教育の原点に迫る。[解説]竹内洋
784
ちくま文庫
両国橋、蔵前橋、吾妻橋、永代橋…。隅田川と、そこにかかる橋の個性溢れる魅力を、東京下町に詳しい著者が身振り手振りでご紹介。橋の欄干や看板や落書きに興味を示したり、石碑を写しとったり。[解説]小沢信男
785
ちくまプリマー新書
紛争、格差、環境問題…。世界はいまも多くの問題を抱えて揺らいでいる。これらの状況を理解する視点はどうすれば身につくのか? 多彩な先生たちが示すヒント。
786
ちくま学芸文庫
人類には二種類の相対立するモラル体系がある。この二つが混同されたとき、国家から企業まであらゆる組織に不正が生じる。環境破壊、汚職、犯罪―人間社会を蝕む腐敗の根を読み解く。
787
ちくまプリマー新書
新型インフルエンザ、ジカ熱、エボラ出血熱、結核、梅毒、風疹……。感染症はいつも身近にある危機だ。感染経路別に整理をしたリテラシーを身につけ、いたずらに怖がり過ぎず、来たるべき脅威に備えよう。
788
ちくま文庫
成人式、結婚、葬式、お盆。日本人なら誰もが経験する儀式だが、思いがけないことが起きるのもこういう時。人生の節目に起こったこと、出会った人、考えたこと。様々な人間模様を鮮やかに描く連作小説。[解説]瀧井朝世
789
ちくま新書
上野千鶴子氏推薦!「男の性」はエロやモテといった言葉で消費され、真剣に語られることはなかった。「射精」「自慰」「童貞」「初体験」「恋愛」「性風俗」「結婚」といったテーマを考えなおす。
790
シリーズ・全集
幾度も戦乱の地となり、貧困、内乱、難民、環境問題、宗教対立等に悩むアフガニスタンとパキスタンでハンセン病治療に全力を尽くす中村医師。その実践から真の国際協力のあり方が見えてくる。[解説]阿部謹也
791
ちくま文庫
「生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ。」シェイクスピア悲劇最高傑作の名訳。父王の亡霊から叔父と母の計略により殺されたことを知り、狂気を装い復讐を遂げるが―。[解説]河合祥一郎
792
ちくまプリマー新書
息をのむような美しさと、怪異ともいうべき荒々しさをあわせ持つ森の世界。耳をすますと、木や生き物が発する生命の息吹が聞こえてくる。さあ、静かなドラマに満ちた自然の中へ。
793
ちくま文庫
深刻なテーマを追い求める「暗い」漱石と、愛される「国民的作家」漱石のあいだには何が横たわっているのか。その二つはどこでつながっているのか。平明に語りつくす、卓抜な漱石講義。小林秀雄賞受賞。[解説]関川夏央
794
ちくま学芸文庫
〈ユダヤ人〉はいかなる経緯をもって成立したのか。精緻な検証によって世界の常識を覆し、各国で反響を巻き起こした歴史的大著。
795
ちくまプリマー新書
「やさしさ」「楽しさ」が無条件に善いとされ人間関係のルールである現代社会。それがもたらす「しんどさ」「こわさ」をなくし、もっと気楽に生きるための智恵を社会学的視点からクールに探る。
796
ちくま文庫
作家が講義形式でわかりやすく文学の根源的質問に答える、比類なきスリリングな文学論。「小説を書くとは?」「言葉とは?」「日本近代文学とは?」いま明らかにされる文学百年の秘密。[解説]川上弘美
797
ちくま学芸文庫
生物学には挑むべき謎が数々残されている。性には雌雄の二つがあるのはなぜ?生き物の形を決めるものは何?生命の起源は?複雑な生命現象を理解するためのキー・ポイントを解説。
798
ちくま文庫
全体主義と独裁政治の怖さを寓話的に描いた「動物農場」をコミカライズした幻の傑作。小松左京原作「くだんのはは」、牡丹燈籠に想を得た「カラーン・コローン」収録。[解説]中条省平
799
ちくま文庫
古来より日本人の心のありかたに強い影響を与えてきた「鬼」。古典の説話、小説、コミック、評論に至るまで、古今の鬼にまつわる作品を蒐集した傑作アンソロジー。坂口安吾、手塚治虫、山岸凉子、筒井康隆、馬場あき子他15作。
800
単行本
金持ちになるには沢山稼ぐ必要があるという「神話」を覆す。お金と人生について一度は読んでおきたい、世界中で話題のベスト&ロングセラー。