ちくま 1000「本」ノック+やってます。で、あなたは読んだの?

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ちくま 1000「本」ノック+やってます。で、あなたは読んだの?

“ちくま1000「本」ノック+”とは?

筑摩書房Twitter(@chikumashobo)
前身となるちくま1000「本」ノックを引き継いで
2022年1月より始まった
筑摩書房の本を新旧問わず打ち放ってゆくツイート企画です。
おっ!と思ったら「いいね」でキャッチ!
感想や思い出のリプライも大歓迎。
未知の本との出会い、積読本の掘り起こしや
愛読書再読のきっかけとなりますように。

ちくま 1000「本」ノック+やってます。で、あなたは読んだの?

ちくま 1000「本」ノック+やってます。で、あなたは読んだの?

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0601-0700

601
学芸文庫
哲学の名参考書が文庫で復活!各分野を代表する大物が解説するホンモノかつコンパクト事典。哲学、宗教から科学まで、西洋哲学の源流となる諸概念を精選。
602
プリマー新書
植物の常識に照らすと生態が少し奇妙なイネ。イネとは何か、なぜ人を魅了してやまないのか。その種子コメに魅せられた人間とイネの深くて長い関係を、植物学から歴史・経済まで分野を広げて考える。
603
ちくま文庫
漆黒のドレスにショートカット、リップスティック、ショルダーバッグ…旧来のファッションに対するテロルによって「皆殺しの天使」と呼ばれた彼女の伝説を読み解く究極のシャネル論。【解説】鹿島茂
604
単行本
目・鼻・口から肌や姿などの具体的身体描写。また声、口調、動作、性格などの人間描写。それらを明治以降の150人の作家の500に及ぶ日本近代文学作品群の中から一万近い文例を分類整理し作られた人物表現集成。拾い読みもまた楽し。
605
単行本
アディクション・DVの第一人者と、沖縄で若い女性の社会調査を続ける教育学者。それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで具体的に語りあった対談集。現場に居続ける二人が語る、「聞く」ことの現実。
606
学芸文庫
古の人々の愛や憎しみ、執念や悲哀。万葉集には数々の人間ドラマと歴史の激動が刻まれている。古墳をはじめ考古学的資料と文字史料を織り合わせ、従来の文学的理解では決して明かされなかった謎の数々に迫る。
607
学芸文庫
哲学素とも呼ばれる哲学概念は古代ギリシア以来蓄積され各時代の光を反射・普遍化され現代につながっている。時代とともに眠りから覚め新しい意味をになって冒険の旅に出る哲学概念100の物語。
608
学芸文庫
精神病理から人間存在の本質にいたる思索をさらに深め、分裂病者にとっての「他者」の問題を徹底して掘り下げた木村精神病理学の画期をなす論考。「あいだ=いま」を見つめ開かれる「臨床哲学」の地平。【解説】坂部恵
609
ちくま新書
ルサンチマンの泥沼の中で「神」や「超越的な真理」に逃避するのか、「永遠回帰」という「聖なる虚言」に賭け自らの生を大いに肯定するのか? 20世紀思想最大の震源地ニーチェの核心に迫る危険なほどに刺激的な入門書。
610
ちくまQブックス
作文でつまずく「テーマの決めかた」「書き出し」「伝わらなさ」「感想文を書く意味」から始まり、「いい文章の正体」など作文の本質を紹介。心に効く作文教室。
611
ちくま文庫
Night On The Milky Way Train(銀河鉄道の夜)…悲しみを乗せて永遠に夜空を駆け続ける銀河鉄道。宮沢賢治原作の名篇が流麗かつ生新な英語版で蘇える文庫オリジナル。【解説】高橋康也
612
学芸文庫
「女性解放」を論じることはなぜ難しいのか。あるべき解放論を示すのではなくかつて女性解放の運動と理論が直面した対立や批判、矛盾やその破綻を描くことで今なお残る困難を深く鋭く明かす論考集。
613
ちくま文庫
「ねえ、わたしのいっとう好きな意味は、どうして。」このことばを書き終えたところから川上未映子の文筆における創造は始まった―。圧倒的文圧の表題作、中原中也賞を受賞した第一詩集。
614
ちくま文庫
清水幾太郎の「核の選択」を真っ向から論じた「卑怯者の弁」や向田邦子の事故死を扱った「木槿の花」等のエッセイを一冊に。独自の美意識と人生哲学を背景に生活者として生き抜いた直木賞作家の生活と意見。
615
単行本
「私の話を信じてほしい」哲学研究者の著者は、傷を抱えて生きていくためにテキストと格闘する。自身の被害の経験を丸ごと描いた学術ノンフィクション。「これこそ私が待っていた一冊である」――信田さよ子
616
ちくま新書
経営者と従業員の利害は、どのように調整できるか。労働者の団結や労使協調、あるいは経営参加という現代の労使関係の理論はどう生まれたか。欧米や日本の働き方の理想と現実、試行錯誤の歴史。
617
ちくま文庫
関東大震災の朝鮮人虐殺、ナチスのホロコースト…、善良な普通の人が大量殺戮の歯車になったのはなぜか? 集団が熱狂し変異して起きる虐殺のメカニズムを考える。
618
ちくま文庫
なぜ歌うのか。「僕に才能はない。技術もない。歌わなければ、誰かとつながりを持っていなければ、自分は犯罪者になってしまいそうだから」。仲間の死別。恋愛。音楽活動。生きるとは何かを考え続ける。
619
学芸文庫
古代人との魂のひびきあいを生涯にわたり、悲劇的なまでに求め続けた人・折口信夫。敗戦後の思想まで、最後の弟子が師の内面を描く。敬愛と鎮魂の念に満ちた傑作伝記。第14回和辻哲郎文化賞受賞。
620
学芸文庫
本書から聞こえてくるのは石、星、橋、暦、鐘、驢馬、狼など日常生活をとりまく具体的な“もの”との間にかわされた交感の遠いこだまである。人と人との絆、深層意識を解明した中世史研究の傑作。【解説】網野善彦
621
学芸文庫
“われわれの認知活動を支えるのは、規則やルールではなく、類似を用いた思考=類推である”。本書は、この一見常識に反する主張を展開したものだ。心の働きの面白さへと誘う認知科学の成果。
622
ちくま新書
なぜ、ここに新しい基地が―? 20年にわたるフィールドワークをもとに、社会学者が、辺野古の歴史と現在を描き出す。そこには地域の歴史があり暮らしがある。親愛のこもった、辺野古を知ってもらうための初めの一冊。
623
ちくま文庫
織物を始めた頃から染めて織った布の端裂を貼りためておいた小裂帖。小裂、色、糸、織、仕事への思い溢れる文章で綴る。草木から抽出し絹糸に吸わせた色の鮮やかさ、織の妙味。日本の色と織の見本帳とも言える一冊。
624
ちくま文庫
長野県下の五十余の被差別部落を訪ね、百人を超える人々から得た貴重な証言が一人の児童文学者によってまとめられていた。語りに込められた人々の思いとは。【解説】横田雄一
625
学芸文庫
文明の浮沈は常に先を読む力に左右されてきた。混迷を深める現代社会にその力はあるか。EUの予言者と称される碩学が自身の予測術を開示、文明の行方を読み解く特別講義。
626
プリマー新書
日本では全死因のうち2パーセント弱を自殺が占めている。なぜ自殺は起こるのか、自殺は悪いことなのか、死にたい気持ちにどう対応するかなど、心理学の最新の知見をもとに考える。
627
ちくま文庫
三島由紀夫、寺山修司が絶賛したスポーツ評論や、映画、音楽など幅広いジャンルをテーマに上質で官能な文章を書いた異才の代表作から精選したコレクション。
628
筑摩選書
宇宙はいかにして誕生し、万物はなぜこのように存在しているのか。ノーベル賞物理学者が10の根本原理を武器に、この世界の成り立ちを語りつくす。
629
学芸文庫
「人間の本性とはなんであるか、政治体とはなんであるか、また、いわゆる法とはなんであるか」。願いは自らの学説によって人々に平和への指針を示すこと。【解説】加藤節
630
単行本
ブント書記長として60年安保を主導した伝説の人物の知られざるもう一つの闘い。それは沖縄の精神医療現場だった。霧に閉ざされていた彼の後半生を圧倒的な取材をもとに描く書下ろし評伝。
631
ちくま新書
1985年の日本一から2003年のリーグ優勝まで、二度の暗黒時代をいかに乗り越えてきたか。印象論で語られがちな人気チームの栄光と挫折の歴史を、事実をベースにして再構成する。ファン必携の「正史」。
632
ちくま新書
国家なんて要らない、ひたすら自由に生きよう―この思考は誰が考え、発展させてきたのか。生みの親プルードン、奇人バクーニン、聖人クロポトキン、歩く人ルクリュ、暴れん坊マフノ。自由と協働の思想をとらえる入門書。
633
ちくま文庫
人気の漫画家が、かつてエロ本ライターとして取材した風俗やAVから、テレビやアイドルに至るまでセックスをめぐる男女の欲望と快楽を考える。女目線の風俗取材で気づいた男女のすれちがいあれこれ。
634
ちくま文庫
「自分が死ぬということに関して、あまり考えないことに決めている」。とまどいつつも「老い」を受け入れ、「笑い」にかえて考える。深い話を軽妙につづる、シンボー流「老い」の哲学エッセイ52話。【解説】中野翠
635
ちくま新書
夫婦同姓が法律で強制されているのは今や日本のみ。各国制度から姓と婚姻、家族の実情を考察し「選べる」社会のヒントを探る。
636
ちくま文庫
日本の歴史は、日本だけでは語れない―。「唯一無二の正解」を捨て、新たな角度で自分の故郷を再度見つめる。やわらかで温かな日本史ガイド・近現代史編。【解説】出口治明
637
学芸文庫
二度の大戦を招いた近代市場社会の問題点をえぐり出し、真の平和に寄与する社会科学の構築を目指す。未発表論考集。
638
ちくま文庫
春夏秋冬、季節ごとの恵み香り立つ料理随筆。季節の材料を選び日々とどこおりなく心をこめて作ることの大切さ。人の心に与えるやさしさ。あたりまえの食事を自らの手で生み出す喜びと呼吸を名文章で綴る。【解説】藤田千恵子
639
学芸文庫
何気なく「そういうもの」と思っている習俗習慣は先祖たちの暮らしの蓄積によるものだった。我々の感覚や習慣を形作ってきた事例を挙げ日本人の精神構造を明らかにする。民俗学の恰好の入門書。
640
ちくま新書
日本人は無宗教・無思想・無哲学だという。さて無思想とはどのような事態か。もしかするとそれは「ゼロ」のようなものではないのか。「無思想の思想」を手がかりに日本が抱える問題を論じ閉塞した現代に風穴を開ける。
641
学芸文庫
英文学の古典とセジウィック、バトラー、ベルサーニらの理論を介し、読むことの快楽と性的な快楽を混淆させる試み。クィア批評のはらむ緊張をも見据えた名著。【解説】田崎英明
642
単行本
時は1899年。〈最後の猟兵〉小泉八雲=ハーンは妖怪を狩り殺す。己の矜持のために。幕府と薩長連合が睨み合いを続けるもうひとつの日本で描かれるハイパー伝奇アクション!
643
学芸文庫
タイムスリップして古代ローマを訪れるなら?そんな想定で作られた前代未聞トラベル・ガイド。必見の名所・娯楽情報満載。役に立つラテン語会話集完備。
644
学芸文庫
なぜ、弱さは強さよりも深いのか?なぜ、われわれは脆く儚いものにこそ惹かれるのか?薄弱・断片・あやうさ・境界・異端といった感覚に光をあて「弱さ」のもつ新しい意味を探る。【解説】高橋睦郎
645
単行本
毎日のごはん作りで開く本、季節の味わいを教える本、未知の料理への扉を開いた本、言葉にぐっときた本…。20年以上にわたり料理本作りに関わり続けてきた著者が、愛をこめて語りつくす、私的「料理本」の世界。
646
学芸文庫
本物の思考法は偉大なる先哲に学べ! 先人たちの思考を10の形態に分類しそれらが生成・展開していく過程を鮮やかに切り出す画期的な試み。私たちが本気で何かを考え人に伝えようとするときの確かな指針に。
647
ちくま文庫
線とは点が動くことによってできた、運動の軌跡。点が動けば元の点があった場所は消滅する。旋回する線、立体化する線、饒舌な線…。魅惑の「線」大集合!そこに生まれるドラマを読む。【解説】横尾忠則
648
ちくま新書
贅沢な食、搾取によってつくられた服、性欲、宗教対立、そして植民地支配。西洋文明が生み出すあらゆる暴力に抗う思想・実践としての「非暴力」に迫る。ガンディー研究を一新する新鋭の書。
649
プリマー新書
便利な道具に頼らずしっかり準備して、よく考え注意深く行動すればその先に何ものにも代えがたい体験が。初めての山行から冬山でのイグルー泊までサバイバル系登山のススメ。
650
ちくま文庫
作家を志す馬場浩一は、馴染みの古書店、野沢書店で出会う古書をきっかけに本にまつわる謎に巻き込まれていく。SF、ホラー、ファンタジーを横断する連作集。鬼才による平成の隠れた古書ミステリ、初書籍化。
651
ちくま文庫
平穏で平凡で平坦な日常生活。その下で静かに息づき崩れる"何か"。終わりなのか、始まりなのか?『侍女の物語』を放った世界的作家が描く有機的でアイロニカルな6つの短編。【解説】大串尚代
652
学芸文庫
近代建築の巨匠による集合住宅ユニテ・ダビタシオン。そこには住宅から都市まで彼の思想が集約されていた。最重要作の基本理念とプランを自身で解説した幻の著作。
653
学芸文庫
科学の要件とは? 仮説の種類と役割とは? 数学と物理学を題材に関連しあう多様な問題を論じる。アインシュタインら若き科学者を「何週間か呪文をかけられたように」高揚させた科学哲学の古典。
654
単行本
現実は何処に繋がっている? 離別と死別の比較から始まり現実性という力が神へと至るプロセスを活写した希代の哲学書。子供の頃に抱いた素朴な問いから哲学の深淵がひらかれる。世界の在り方をめぐる哲学的探究、その最高到達点。
655
プリマー新書
走っているところや失敗した姿を見られると恥ずかしい。体育なんか嫌いだ!という児童が増えています。なぜ体育嫌いは生まれてしまうのか。「きらい」の理由をひとつずつ哲学すると、体育の本質が見えてくる。
656
ちくま新書
社員が急に会社に来なくなった…。悩ましい事例にどう対応したらよいか。実務から考え方まで管理職や人事労務担当者が押さえておくべきポイントをわかりやすく解説。
657
ちくま新書
建国後わずか70年で最先端技術大国の地位を確立したイスラエル。古代から続くユダヤの伝統を大切にしながら、なぜ彼らはイノベーションを起こし続けられるのか? 現役外交官が縦横無尽に語り尽くす。
658
ちくま文庫
彼女たちの真似はできない、しかし決して「他人」でもない。シンガー、作家、デザイナー、女優…魂の命ずるまま己の人生を思う存分燃えるように生き抜いた女性たちの生き様を追う。
659
ちくま新書
代表句百句を選りすぐりタブーとされてきた衆道の側面や隠密としての行動を明らかにしつつ虚実が分かちがたく絡み合う芭蕉の俳句ならではの魅力を探る。独特な視点と軽妙な文体による「超訳」によって実像に迫る。
660
学芸文庫
ムハンマド登場以前の古代から、近代化に揺れる20世紀末まで。中東学の世界的権威が、中東全域における二千年の歴史を時代を追いつつ網羅するイスラーム通史の決定版。
661
ちくま文庫
紛争下の旧ユーゴスラビア。不条理な制裁とNATOによる激しい空爆。戦火のなかの人びとの日常、文学、希望…。戦争の実際を空爆下の街に留まった詩人が描く。【解説】池澤夏樹
662
学芸文庫
20世紀の知の巨人フーコーは何を考えたのか。主要著作内容紹介・本人による講義要旨・詳細な年譜でその思考の全貌を一冊に完全集約。
663
ちくまQブックス
日本では今この瞬間にもまだまだ食べられる大量の食べものが捨てられている。その量は国連が行う食料支援のなんと1.4倍。このおかしな状況を変えるにはどうしたらいいのか?
664
ちくま文庫
国家も戦争も蹴っとばせ。あなあきい魂全開だ!酒とジャズとミステリ、そして何より自由を愛しサングラスとジーンズで闊歩した「三文役者」の精髄を集めた決定版。単行本未収原稿多数。【解説】戌井昭人
665
学芸文庫
シーボルトの植物学的にも民俗学や文化史の観点からも、また植物画としても貴重な資料『日本植物誌』から美しい彩色図版150点全点を再現収録した麗しのフロラ・ヤポニカ。
666
ちくま文庫
一人きりのキリマンジャロ登山、ペルー悪徳警官の罠、極寒の山で出会った人の温かさ…地理学者が世界各地の自然・文化を解説しトラブルや人との出会いを綴る調査旅行記。【解説】都留泰作
667
学芸文庫
聖地エルサレムを異教徒から奪還すべく中世ヨーロッパで構想された十字軍。なぜ「聖戦」は繰り返すのか?対立の根源にあるものは?十字軍の思想1700年の歴史を辿り今なお世界を脅かす確執の構造を解き明かす。
668
単行本
傷つくことなしに正義はありえない。心優しいヒーロー・アンパンマンの生みの親が乗り越えてきた別れと戦争、自分探しの旅の物語。【巻末エッセイ:小島慶子】
669
ちくま文庫
ナウシカ、セーラームーン、綾波レイ…漫画・アニメに溢れている「戦う少女」たちは、日本文化の何を象徴するのか。「おたく」「萌え」の心理的特性をセクシュアリティの視角から徹底的に分析する。【解説】東浩紀
670
学芸文庫
私達の周りにある多くの不思議。先入観なく幼児がつぶやく質問、大人の持つ疑問。どんな仕事もここから探究の喜びが始まる。生化学者が問いの発見から解決、発表までのプロセスとノウハウをつぶさに語る。
671
単行本
鮮やかに日常をひっくり返す珠玉のひとコマ。ちょっぴりおとなのムーミン・コミックスの世界を、言葉と絵の絶妙なコンビネーションを感じさせるコマから紹介。あなたの知らない感動の一瞬が、たくさん詰まっています。
672
単行本
生きていくということは、この世界についての自分の地図を作ることだと思う―。少女時代のエピソード、笑える読書日記、真摯で豊かなレビュー…。無二の言葉で果てなき世界の「地図」を描くエッセイ集。書き下ろしあとがき収録。
673
ちくま文庫
身の回りのなんでもない物ごとをじっと仔細に眺めていくと、あらふしぎ、そこには微細な世界、巨大な宇宙がよじれながら現れる。不思議な迷路に入り込む「超芸術トマソン」前史ともいうべき「体験」記。【解説】久住昌之
674
ちくま文庫
本を読む。忘れる。それは当たり前。内容を覚えてなくても、「読めた」と言えなくても、心配しなくていい。読めば心のお天気が変わる。読む人に勇気を与える読書をめぐる思索の書。【解説】柴崎友香
675
学芸文庫
三島由紀夫、ミケランジェロ、人形、肉欲…。東西の美術・文学・哲学を自在に横断しながら、ねじれ、ひきつり、歪み、時には傷つき、さらけ出される身体と格闘した美意識を論じる独創的な肉体表象論。【解説】安藤礼二
676
単行本
大胆なデザイン性、多様な要素を一つ画面に納める構成力、日本独自の美意識を明らかにし、この感性がいかに中国や西洋の文化を受け入れたかを詳らかにする。センス・オブ・ニッポンの本質を日本美術に検証する。
677
ちくま文庫
17歳の少女キャサリンは古めかしい由緒あるお屋敷に招待され有頂天。そこに住む聖職者に恋心を抱くが…。小説の読みすぎでその妄想はとんでもない方向に。初期の辛口ラブコメディー。
678
ちくま新書
内モンゴルは中国共産党が解放したのではない。清朝、国民党、共産党と草原の民はいかに戦い、敗れたのか。諸勢力間で翻弄された草原の人々の激動の歴史を、その地を故郷とする歴史人類学者が鮮やかに描き出す。
679
ちくま文庫
国語の教科書でおなじみの作品を大人になった今改めてプロの手引きでひもとけば、行間ににじむ深い思い、一語一句に込められた重い意味に思わず息をのむ。
680
ちくま文庫
不知火の海辺に暮らす人々の生と死、恋の道行き、うつつとまぼろしを描く石牟礼文学の重要作。死者と生者、過去と現在、歓びと哀しみが重なり、豊饒な物語世界が現れる。第三回紫式部文学賞受賞。【解説】米本浩二
681
筑摩選書
謎ばかりの巨石建造物は学者、考古家、秘密結社等多くの人々を魅了してきた。100以上のブリテン諸島巨石遺跡を巡った著者が最新研究をもとにその謎と歴史を整理する解説書決定版。カラー図版多数。
682
プリマー新書
豊かで鮮やかな世界を秘めた『遠野物語』。河童の子を産む女、神隠し、座敷わらし、馬と恋に落ちた女、狼との死闘、山男、臨死体験、姥捨て…。不思議な物語を読み解き、面白さの秘密に迫る。
683
ちくま文庫
奉天会戦からノモンハン事件に至る34年間、日本は内発的な改革を試みたが失敗し、敗戦につながることになった。自己改革はなぜ失敗したのか。近代史を直視し、現代の困難と格闘する本物の政治家の知性。
684
筑摩選書
なぜ光秀は信長を殺したか。なぜ謀反人の娘が聡明な美女と伝わったのか。近代化で変容したイメージなど広い観点から実像に迫る。
685
ちくま新書
承認不安の意味を哲学的に考察し、不安を解消するための心のケアの原理を提示。子育て、保育、介護などの局面に広げて自由と承認を得られる相互ケアによる共生社会を考える。
686
ちくま文庫
恋人との出会いと別れ、妻との仲良しの秘訣、心にくすぶり続けていたこと、ちょっと恥ずかしいこと…。「人はみな大好きな人たちのたましいによって支えられている」。渾身の書き下ろし。【帯文】吉本ばなな
687
ちくま文庫
イリノイのドーナツ屋で野球帽の男たちの話を盗み聞き、ベルリンでゴミ捨て中のヴァルガス・リョサと遭遇する…。人と会い、話を聞き、考える。名翻訳者の、人々の「住処」をめぐる傑作エッセイ。【解説】岸本佐知子
688
学芸文庫
社会学を学ぶ意味とは何か? 抽象的な理論や微細な調査に明け暮れる現状を批判し、個人と社会を架橋する社会学的想像力を鍛える学としての意義を高らかに謳いあげる重要古典。
689
プリマー新書
「数学は、ただ圧倒的に美しいものです」。数学者は、はっきりと言い切る。想像力に裏打ちされた鋭い質問によって、『博士の愛した数式』をものした作家は、美しさの核心に迫っていく。
690
学芸文庫
たとえば、このドレスはわたしの身体を覆っているのだろうか。逆に晒しているとはいえないだろうか。衣服、そしてそれを身にまとう「わたし」とは何なのか。スリリングに語られる現象学的な身体論。【解説】植島啓司
691
学芸文庫
往生のために人間がなすべきことは? 思いきった逆説表現と鋭いアイロニーで貫かれた中世念仏者たちの言行を集めた聞書集。法然上人、明遍僧都、明禅法印などが、ひたすら往生を求めて語りかける。【解説】臼井吉見
692
ちくま新書
石の怪物、ねじれる柱、修道僧の幻視、黒いマリア像…天上の神を仰ぎつつ自然の神々や異教の表象を取り込み、垂直と水平の両方の視界の「つながり」を求めたロマネスクの精神に光を当てる。
693
ちくま文庫
徳川260年の間、江戸の女たちは装うためにチャレンジを続けた。着物の模様、帯の結び、髪形、装身具、化粧…変わり続けたファッション。その流行の変遷をカラーイラストで紹介する服飾カラー大全。
694
ちくま文庫
代々将軍の身の回りの世話をする家の跡取りに生まれた若者五人。未だ修業中の内に大政奉還となる。慶喜様を助けようと端役ながらも東奔西走する彼らを時代は待ってくれるのか。爆笑と哀愁の幕末青春グラフィティ。
695
ちくま学芸文庫
民藝という美の標準を確立し美の人として知られる柳。しかし彼の主眼は社会をよりよい方向に変革することにあった。その思想の全貌を描く。【解説】 ①中見真理 ②柚木沙弥郎 ③阿満利麿
696
ちくま学芸文庫
文学にとって至高のものとは、悪の極限を掘りあてることではないのか。ブロンテ、ボードレール、ミシュレ、ブレイク、サド、プルースト、カフカ、ジュネという8人の作家を論じる。【解説】吉本隆明
697
単行本
「非モテ」の苦しみ、マウント合戦、男のカラダ、男性優位社会…。6人のゲストと語り合って見えてきた、男たちの「現在」と「これから」。
698
ちくま新書
「これ食べたら死む?」「のび太vs.のび犬」ヘンテコな答えや言葉遣いには、ちゃんと意味がある。子どもの、あるいは人間一般の心の働き、認知のしくみ、言葉の法則や性質について、楽しく学べる一冊。
699
ちくま学芸文庫
相対論など数々の独創的な理論を生み出した天才が幼少期から執筆時までの約70年間を振り返り、生い立ちと思考の源泉、研究態度を語った唯一の自伝。貴重写真多数収録。
700
ちくま文庫
必死こいた一生だった。中国で迎えた終戦の記憶から極貧の美大生時代。夫婦の恐るべき実像から何の役にも立たないとわかっているけれど読まずにいられない本の話。愛と笑いが詰まった、極上エッセイ集。【解説】長嶋有