ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

で、あなたは読んだの?

ちくま 1000「本」ノックやってます。で、あなたは読んだの?

“ちくま1000「本」ノック”とは?

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0401-0500

401
ちくま文庫
名もなき草たちの生き残り戦術を、愛情とユーモアに満ちた視線で観察した植物エッセイ。か弱い生き物であるはずの雑草はしたたかに生きのびてきた。逆境を生き抜く知恵がここに![解説]宮田珠己
402
ちくま学芸文庫
一教師として教育実践の場に立ち続けた著者が本当に“教える”ということはどういうことか、厳しくかつ暖かく語る。教師の間で脈々と読み継がれてきた伝説の教育書。教育関係者はもとより子育てに迷える人へ。特設ページはコチラ
403
ちくま学芸文庫
源頼朝、徳川家康、明治天皇、皆この書に統治を学んだ。大唐帝国の礎を築いた太宗が名臣たちと交わした政治問答集。編纂以来、為政者が折に触れて立ち返る帝王学の古典として屹立する。本書では七十篇を精選・訳出。
404
ちくま文庫
春の日に出会い、そして別れるまで。短歌と添えられた断章で、男と女、ふたりの想いが綴られる。紡ぎ出された言葉が絡み合い濃密な時間を作り上げていく。短歌界注目のふたりによるスリリングな恋愛問答歌。
405
ちくま文庫
禅とは何か。悟りとは何か。禅の現代的意義とは?―今や、東洋だけにとどまらず、世界的な関心のもとに見なおされている禅について、その真諦を平易かつ説得的に解き明かす禅入門の名著。[解説]秋月龍ミン
406
ちくま学芸文庫
被差別部落の白山信仰、血穢の性差別、非常民の世界…日本民俗学の深層に根づいている不浄なる観念と差別の問題を考察した先駆的名著。ケガレとは汚穢ではなくハレを喚起する力。[解説]赤坂憲雄
407
ちくま文庫
詞家、音楽プロデューサーとして活躍する著者の小説(ショートショート)&エッセイ集。ニヤッとしたり、キュンとしたり…5分ごとに裏切られる爽快感。“言葉”の可能性を切り開く一冊。[解説]鈴木おさむ 特設ページはコチラ
408
ちくま学芸文庫
死の瞬間から次の生までの間に魂が辿る四十九日の旅、中有(バルドゥ)のありさまを克明に描き、死者に正しい解脱の方向を示す指南の書。ユングが座右の書とした重要経典を、チベット語の原典から翻訳。
409
単行本
巨大な物語『源氏物語』のエッセンスに誘う格好の手引。注・解説、別冊現代語訳を付す。原典の三部構成そのままに、原文と梗概を有機的に関連させながら、物語の主題の深まり行くところをこの一冊に再現する。
410
ちくま文庫
パラノ人間からスキゾ人間へ、住む文明から逃げる文明への大転換の中で軽やかに〈知〉と戯れるためのマニュアル。ドゥルーズ=ガタリ、マルクス等をテクストに語る《知》的逃走のための挑発的メッセージ。
411
単行本
書き手はすべて女性、82人。生きている人、いまはもういない人……素晴らしい作品をジャンルも年代も問わず、作品のダイナミズム&バイオリズム&直観&独断で収録。「女性」と「書く」ことの関係性を記録する。
412
ちくま文庫
和光同塵・四面楚歌・狡兎三窟・余桃の罪……日本人に馴染み深いのに、知っているようで知らない故事成語の成り立ちと本当の意味を、中国の歴史を貫く考え方に即してわかりやすく語る名講義。
413
ちくま文庫
小沼丹が、師とあおぐ井伏鱒二について記した随筆、解説などを精選して集成。将棋・釣りをはじめ、太宰治との交友など、その文学と人となりを描き出し、語りつくした滋味あふれる一冊。[解説]庄野潤三
414
筑摩選書
米ソの暗闘と国内での権力闘争を背景に、日本の国連加盟と抑留者の帰国を実現した日ソ交渉の全貌。1990年代以後に次々に明らかになった新資料を元に描く。[解説]駒木明義
415
ちくま文庫
鼻をくすぐるスパイスの香り、舌にピリリと残る辛さ。こだわりの食べ方・調理法から家族や友人との思い出など、人気作家たちの至高のカレー・エッセイ、ボリュームたっぷり44篇。
416
ちくま学芸文庫
人間性を壊敗させる必然性の機構のなかで、はたして人間本来の生は可能なのか――女工となった哲学者が、激しい労働と限りない疲労に苛まれ、極限の状況で自己犠牲と献身について考え抜いた、魂の記録。
417
ちくま学芸文庫
人類の進化の本質とは突き詰めてみれば何なのか。人の生物学的進化、人類学的発展、大脳の発達、言語の文化的機能を壮大なスケールで描いた大著。[解説]松岡正剛「この一冊がぼくを変えた」
418
ちくま文庫
初代警視総監川路利良を先頭に近代化を進める警視庁と元南町奉行駒井相模守、元同心、元岡っ引の知恵くらべ。大久保利通、岩倉具視、一葉ら実在人物と架空人物が銀座煉瓦街を駆けめぐる。
419
ちくまプリマー新書
「路地(同和地区、被差別部落)って何?」「住所による差別なんて今もあるの?」「同和教育、同和利権とは?」全国千か所以上の路地を歩いた著者が疑問に答える。部落問題を考えるはじめの一冊。
420
ちくま学芸文庫
誰にも疑えない確かな知識など、この世にあるのだろうか。近代哲学が繰りかえし問い続けてきた諸問題を、これ以上なく明確に説く、哲学入門書の最高傑作。[解説]ジョン・スコルプスキ
421
ちくま文庫
うるうる、かぷかぷ、キインキイン。ぐんにゃり、すぱすぱ、どっどどどどうど どどうど どどう。賢治ワールドをより深く重層的に楽しむために、魅力的な擬音157をセレクトし解説する。
422
ちくま文庫
フグ、キノコ、トリカブトなど動植物に由来するものから、鉱物、火山ガス、麻薬に至るまで……。最強の毒は何か。その作用の仕組みから解毒法、毒にまつわる事件なども案内する、恐ろしくも魅惑的な毒の世界。
423
ちくま文庫
あまりに多くの人が日本の古典とは遠いところにいると気づかされた著者は、『枕草子』『源氏物語』などの古典の現代語訳を始めた。どうすれば古典が「わかる」ようになるか具体例を挙げ、教授する最良の入門書。
424
ちくま学芸文庫
花のような結晶もあれば針のようなものもある。でも、六角形が基本。それはなぜか。ミクロな構造に迫ると、雪が「鉱物」としての姿をあらわす。自然の神秘を解き明かす科学エッセイ。[解説]菊池誠
425
ちくま文庫
「男の中に女が一人」はTVやアニメで見慣れた光景。「紅一点」の座を射止めたヒロイン像とは!? メディアにあふれる紅一点のヒロインとそれを取り巻く世界を看破する。[解説]姫野カオルコ
426
ちくま学芸文庫
時代の枠組みが大きく変わった20世紀末、旺盛な好奇心と透徹した歴史眼をもって書かれた同時代評から71篇を精選。20世紀を代表する文学者が遺した、未来へのメッセージ。
427
ちくま学芸文庫
死後その巨きな姿をみせた親鸞の思想。宗教以外の形態では思想が不可能であった時代に仏教の信を極限まで解体し、善悪の起源とその了解について思考の涯まで歩んでいった姿を全身的な思想の集注で描く。[解説]中沢新一
428
ちくま文庫
行きたい場所へ行きたい時に、ふと思い立って遊びに出かけて行く。一人で。または二人で。あちらこちらを遊覧しながらそこで見たことをあるがまま、飾り気のない素直な言葉で綴ったエッセイ集。[解説]巖谷國士
429
ちくま文庫
維新から間もない激動の時代に書かれた『文明論之概略』。「文明」の本質と時代の課題を鋭い知性で捉え巧みな文体で説く。福澤諭吉の最高傑作にして近代日本を代表する重要著作が現代語でよみがえる。
430
ちくま学芸文庫
現代芸術において最も魅惑的な発明家デュシャン。謎に満ちたこの稀代の芸術家の生涯と思考・創造活動に向かって深く、広く開かれた異色の対話。
431
ちくま文庫
精神科医の著者は虐待された人たちが「死にたい」ではなく「消えたい」という表現で「自殺への欲求」を語ることに気付いた。人間の存在の不思議さと、幸せの意味に迫る。[解説]橋本治
432
ちくま学芸文庫
地方はなぜ衰退するのか?日本をはじめ世界各地の地方都市を実例に真に有効な再生法を説く、地域経済論の先駆的名著。[解説]片山善博、塩沢由典
433
ちくま新書
「渦巻」の眼のごとく支配者が出現する古墳の時代の中国・朝鮮・倭。日本と他地域の共通点とちがいとは。最新考古学の成果に基づき古代アジアのグローバリゼーションとローカリゼーションに迫る。
434
ちくま文庫
世界遺産登録!明治政府の威信を懸けた官営模範器械製糸場たる富岡製糸場。その工女となった「武士の娘」の貴重な記録。明治初頭、周囲の期待を背にプライドをもって仕事に臨んだ女性達の姿が蘇る。[解説]斎藤美奈子、今井幹夫
435
ちくま学芸文庫
おでん屋のカウンターや、待合、カフェーで繰り広げられる軽妙洒脱な文明批評。第二次大戦に突入する前のほんのわずかなひととき。東京を舞台に、人間と人間の社会を論じた、著者最晩年の珠玉の一篇。[解説]島内裕子
436
ちくま学芸文庫
何が経済を動かしているのか。スミスからマルクス、ケインズ、シュンペーターまで、経済思想の巨人達のヴィジョンを追う名著。
437
ちくま文庫
こんな名字があるなんて!?「鬼」のつく名字は海賊の末裔? ユニークな名字にはれっきとした由来がある。全国に本当にある珍しい名字の成り立ちから名家の誕生まで、なるほど納得、笑える仰天エピソード満載。
438
ちくま文庫
ラブラドールと過ごした小学校時代、歴女の第一歩を踏み出した中学時代、単身海外にモデル修業に行った頃、女優として活動を始めたとき…。国民的女優となった杏が、人との出会いをテーマに描いたエッセイ集。[解説]村上春樹
439
ちくま学芸文庫
社会学のエッセンスを、各分野の第一人者が、読んで面白い48の命題の形で提示した、定評ある社会学辞典。社会学の基本命題の他、思考を鍛える隣接分野からの命題も多数収録。[解説]近森高明
440
ちくま新書
スパイス、コーヒー、茶、砂糖、奴隷…これら世界史キーワードの陰には、常に暴力装置としての海賊がいた。ならず者集団である一方、覇権国家誕生の原動力になった。海賊たちの真実から世界の歴史を捉え直す。
441
ちくま学芸文庫
政治外交手段として暗殺をくり返したニザリ・イスマイリ教国。バグダードのカリフ朝に拮抗する宗教的権威をもち、広大な領土を支配したこの国の奇怪な活動の基底には何があったのか。全貌に迫る。
442
ちくま新書
「行けたら行くけど」なぜ、この言葉にイラッとするのか?「まあ、がんばって」「全然おいしい」何気なく使った言葉で相手を傷つけた経験はありませんか。言葉の正しさの本質に迫る。
0443
ちくま文庫
暴力と殺人とユーモアと恩寵と。キリスト教を下敷きに、残酷なイメージとユーモアのまじりあう独特の世界を作り出した短篇の名手、F・オコナー。個人全訳。[解説]蜂飼耳
444
ちくまプリマー新書
伝統や藝の真髄…といった薀蓄ではなく贔屓の役者やお気に入りの演目を見つけるまでのドキュメンタリー的入門書。歌舞伎を見るのに知識は必要なし!楽しい歌舞伎への第一歩。
445
単行本
誰にも「考え方の癖」があり、自由な発想が妨げられている。自分の「常識」や「価値観」や「見方」が絶対でないことを自覚し、創造的思考を広げるヒントにしよう。
0446
ちくま文庫
頁を開けばさまざまな猫たちの大行進。猫がいきいきと描かれている短編やエッセイを一冊に。猫好きに放つ、猫好きによるアンソロジー!
447
ちくま学芸文庫
卓越した聴感を駆使し、音楽に革命を起こしたケージ。彼の音楽論、偏愛したキノコに関するエッセイ、革新的なテキストなど様々な形の言葉を集めたオリジナル編集。編者による解説と年譜付。
448
ちくま文庫
原爆投下を目撃した海軍兵学校帰りの少年は、ハイデガーとの出会いによって哲学を志す。人々との出会いと読書体験を軸に、波乱に富んだ人生を縦横に語る、自伝の形を借りたユニークな哲学入門。[解説]与那原恵
449
ちくま文庫
官能小説の魅力はその独特の言語感覚、豊かな表現力にある。本書は創意工夫の限りを尽したその多彩な表現をピックアップ、約2300語を五十音順に整理し用例を示した本邦初のユニークな辞典である。[解説]重松清
450
ちくま学芸文庫
貧しい寡婦のため銀行強盗を犯したジェシー・ジェームズ。抑圧的権力から民衆を守るヒーローと讃えられてきた善きアウトロー達。系譜や生き方を追い暴力と権力のからくりに迫った幻の名著。
451
ちくま学芸文庫
学校で親しまれてきた筑摩の高校国語教科書と、現場の先生たちが授業の準備に愛用した幻の指導書が一冊に。不朽の名作と、時代を代表する知識人の解説を織り合わせた傑作選。
452
ちくま文庫
家事はまるきり駄目だった茉莉の、ただ一つの例外は料理だった。「百円のイングランド製のチョコレートを一日一個買いに行くのを日課」に、茉莉は夢の食卓を思い描く。ほんものの贅沢を味わう食エッセイ。
453
ちくま学芸文庫
摩天楼、租界、アヘン。近代日本が耽溺し利用し侵略した街。驚異的発展の後なお郷愁をかき立ててやまない上海、その刻々の貌に、日本人の憧れをかきたてつづけた魔力を探る。[解説]海野弘
454
ちくま学芸文庫
自己と環境との出会いの原理である共通感覚「あいだ」。その構造を、ゲシュタルトクライス理論および西田哲学を参照しつつ論じる。自他の関係を考察し、ダブル・バインド仮説の可能性を改めて問う。[解説]谷徹
455
ちくま学芸文庫
五感を使って楽しめる日本文化の粋を集めた和菓子。羊羹、饅頭、カステラなど日々の生活でなじみのものから、雛祭や月見などの年中行事にだけ登場する特別なものまで、その歴史を多数の図版とともに平易に解説。
456
ちくま文庫
制御不能の創造力と欲望で名作・怪作を生んできた日本エロマンガ。嫌悪と蔑視の対象であった“不可視の王国”に真正面から取り組んだ唯一無二の漫画評論。[解説]東浩紀
457
ちくま学芸文庫
20世紀哲学の方向性を決定的づけた『論考』を分かりやすく読み解き、独自の解釈を踏まえて再構築、その生き生きとした声を聞く。真に読みたい人への比類なき傑作読本。増補決定版。
458
ちくま新書
現生人類のルーツがようやく見えてきた! 画期的な化石の発見が相次ぎ、人類史はいま大幅な書き換えを迫られている。つい一万数千年前まで生きていた謎の小型人類など、最新の発掘成果と学説を解説する。
459
単行本
『思考の整理学』、『文庫X』、さわベス……東北、盛岡の地からベストセラーを連発、出版業界屈指のこだわり書店「さわや書店」。そこで学んだ“本屋”の仕事と日常。その裏側を語り尽くす。特設ページはコチラ
460
ちくま文庫
「すっぴん」を重視しすぎでは? 小悪魔って本当はどんな女? ――ついつい流してしまいがちな、世間にはびこる甘ったれた“常識”。そこに「それってヘンでは?」と、ちょっと待ったをかける仕分けエッセイ。
461
ちくまプリマー新書
ハピキャリでいくかバリキャリでいくか。専業主婦が姿を消し共働きがスタンダードになってきた日本社会。女性が働きやすい会社とは?長く続けるには?見通す力と現実を伝授。
462
ちくま新書
東日本大震災によって災害対応の常識は覆された。リスク対策、心のケア、コミュニティ再建、死者をどう弔うかなど、弱さの論理に根差す新たな「震災学」の視点から3・11以後の社会のあり方を構想する。
463
ちくま文庫
原子力に頼っていて本当によいのか。放射性物質による汚染の怖さ、癌や突然変異が引き起こされる仕組み、大人より子どもに影響が大きい理由を、生命科学者がわかりやすく解説。命を受け継ぐ自覚を問う。[解説]永田文夫
464
ちくま新書
首相官邸で首相、官房長官に次ぐ3番目の危機管理担当であった事故当時の官房副長官が、自ら残したノートをもとに官邸から見た原発危機の緊迫した状況を再現。事故を教訓とした日本の進むべき道筋を提言する。
465
ちくまプリマー新書
昭和十六年、東京下町の向島。いまや少年少女も戦士となり、すべてが戦争にくみこまれる激動の日々が幕をあけた。戦時下を必死に生きた一少年が何を考え、悩み、喜び、悲しみ、どう生きぬいたかの物語。
466
ちくま文庫
哲学的に生きるには不要なことは省くほかない。自己中心的な態度を貫き世間と妥協せずに生きることは結果として不幸をもたらすが、それを自覚し生きることこそが大事なのだ。[解説]中野翠
467
ちくま学芸文庫
人間の活動的生活を《労働》《仕事》《活動》の三側面から考察し、全体主義の現実的基盤となった大衆社会の思想的系譜を明らかにしようしたアレントの主著のひとつ。世界の危機を暴く。[解説]阿部齊
468
ちくま学芸文庫
円周率と名づけたが値も素性も詳しくわからぬまま始まったπの歴史。それは人類の歴史を映しだす鏡だった。興味深いエピソード満載、数式に弱い人にも読書欲をかきたてるπの歴史物語。
469
ちくま文庫
政略的な結婚を持ちかけられた杏子と三郎。恋人がいると嘘をつき、協力して回避しようとする。が、いつの間にか二人はお互いに惹かれ合って……。読み始めたら止まらない、胸ときめく昭和のラブコメディ![解説]千野帽子
470
ちくま学芸文庫
ビッグバン宇宙論の謎にワインバーグが挑む! 開闢から間もない宇宙の姿を一般の読者に向けて明快に論じ、「ビッグバン宇宙論」を一躍有名にした科学読み物の古典。[解題]佐藤文隆
471
ちくま学芸文庫
死にいたる病とは絶望であり、絶望を深く自覚し神の前に自己をすてる。自己疎外に陥った現代人の魂の、その核心への肉薄が、今なお鮮烈に私達をとらえる。デンマーク語原著から訳出、詳細な注付。
472
ちくま文庫
冬の大阪ミナミの町を舞台に、若々しく勢いのある文体で、人情の機微が描かれていく。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす絶望と再生の物語。織田作之助賞受賞。[解説]津村記久子
473
ちくま文庫
「従兄煮」「蚊帳」「夜這星」「竈猫」……季節感が失われ、風習が廃れて消えていくたくさんの季語。そんな「絶滅寸前」の季語たちの持つ豊饒な世界を紹介し、新しい命を吹き込む読み物辞典。[解説]茨木和生
474
ちくま文庫
ここに謎がある、答えはまだない。物語にはいつも「結末」があるとは限らない。それから、どうなったのか――結末は霧のなか、謎は謎として残り解釈は読者に委ねられる。そんな不思議な、謎と運命の物語15篇。
475
ちくま文庫
女中バベットは富くじで当てた1万フランをはたいて芸術的な料理を準備する。寓話的な語り口で美こそ最高とする芸術観・人生観を表現したアカデミー賞外国語映画賞受賞作原作。[解説]田中優子
476
ちくま文庫
酒がなくても花はいい。落語の<祖型>に迫り、四季に分けて贈るファン必携シリーズ。おなじみ「長屋の花見」をはじめ「饅頭こわい」「花見酒」など、のんびりと春の気分が漂う25話を収める。[解説]鶴見俊輔
477
単行本
ミシンが苦手の方も大丈夫。この春、入学入園のお子さんが身につけるもの、持ち歩くもの、おうちで使うものが、ちょっとの時間で作れます。男の子も女の子も持てるバッグや小物。さりげなく、かわいい、簡単な手作り。
478
ちくま文庫
井上安治、風景画家。元治元年、浅草生れ。明治二十二年没。二十五歳。明治の東京と昭和の東京を自在に往還しつつ、夭折の画家・井上安治が見た東京の風景を描く静謐な世界。他に単行本未収録四篇を併録。[解説]南伸坊
479
ちくまプリマー新書
人間は、なぜ物語を必要とするのか? 私たちは日々受け入れられない現実を、自分の心の形に合うように転換している。誰もが作り出し、必要としている物語を、言葉で表現していくことの喜びを伝える。
480
ちくま文庫
描かれているのは昭和とともに生きてきたサラリーマンの日常に過ぎない。しかし軽妙洒脱な文章を通し、それが大変な出来事の積み重ねであることが分かってくる。高度経済成長期前後の一時代を刻む。[解説]小玉武
0481
ちくま文庫
野望、虚栄、裏切り…屍が累々とし運命の手の弄ばれるままになっていた人々。古代ギリシアを殺戮の嵐に陥れたペロポネソス戦争の全貌。透徹した眼差しで戦史をみつめた人類最古の本格的「歴史書」。
482
ちくま文庫
地球を割ろうとした男、二つの人格を往復した男、偉大なる記憶力の持ち主、新文字を発明した人々。夢想と偏執の果てに何ものかを見出し、我々に別世界の訪れを予感させる古今東西の偉大なる〈幻視者〉たちの文化史。
483
ちくま学芸文庫
弥生時代の稲作には、すでに鉄が使われていた! 腐食しやすいために考古学的資料として姿を現さないその褐鉄鉱の痕跡を神話・祭祀のなかに見出し、大胆な推論により古代史の謎に迫る。[解説]上垣外憲一
484
ちくま学芸文庫
全てのカラスが黒いことを証明するには?正解探しではなく問題を熟考する、それ自体が哲学だ!ゼノンのパラドクスや囚人のジレンマ等々、哲学者たちが頭を捻った101問を譬話で考える哲学読み物。
485
ちくま文庫
つまらない学問は罪である。「社会学」の暴走をエンターテイメントな議論で撃つ! 社会学を超えた「反社会学」で見れば世の中はこんなに面白い。学問とエンタメとお笑いを融合させ、業界を震撼させた奇書。
486
ちくま学芸文庫
日本橋室町、紀尾井町、上野の森…どの土地にも、時を経ても消えることのない歴史・記憶の堆積、「地霊(=ゲニウス・ロキ)」がある。都内13カ所の土地を考察する「東京物語」。サントリー学芸賞受賞作。[解説]石山修武
487
筑摩選書
正しい字源を探るための方法とは?『説文解字』から白川静までの字源研究を批判的に継承した上で到達した最先端成果を平易に紹介。漢字原点に関心を持つすべての人へ。新世代入門書。
488
筑摩選書
『万葉集』に現れる重要語を150語掲げて語義を解説する《読む辞典》。現象的・表面的理解とは一線を画しつつ、各語に内在する古代的な論理や世界観を掘り起こす。万葉語の世界を体得するための必読の書。
489
ちくま学芸文庫
万葉研究第一人者があらゆる地域、階層の万葉人の心に寄り添い、歌に隠されたドラマや四季折々の日本の風景に想いを馳せながら丁寧に読み解く。歴史的背景や用語など基礎知識を学びつつ鑑賞できる『万葉集』解説決定版。
0490
ちくま学芸文庫
従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。
491
ちくま学芸文庫
お仕着せの方法論をマネするだけでは、真の知的創造にはつながらない―。一世を風靡した名テキストが復活! フロイトやボルヘスなど偉大な先達が実践した手法から実用的な表現術まで。
492
単行本
少女、ファッションモデル、キャバ嬢、レズビアン、妊婦……人生の転機に思い悩む女子たちの背中をそっと押してくれる「魔法のひとこと」を描いた珠玉の8編。あなたを救ってくれる言葉が、この世界にありますように。特設ページはコチラ
493
ちくま学芸文庫
室町時代の館から戦国の山城へ、そして信長の安土城へ。城跡を歩いて、その形の変化を読み、新しい中世の歴史像に迫る。城跡を歩く楽しさやコツ、縄張り図から軍事戦略を読み解くポイントを伝授。[解説]小島道裕
494
単行本
日本の近代化の鍵は「法」にあった。欧米列強と対等に伍するため、国を代表する俊英たちが競って法学を学び、近代国家としての骨格をつくり上げた明治日本。先人たちの知的苦闘を描き出す。
495
ちくまプリマー新書
学校の成績だけで「自分は文系(理系)」と決め付けていませんか?素直に見わたせば世界はこんなに感動に満ちていて、すべてはつながっている。「文理(芸)融合」精神で豊かな人生を。
496
ちくま文庫
誰も真似できない(したくない)超絶の人生カタログ。無名の変人から、ゴッホ、ルソーらの有名人、「聖遺物」「迷信」といった各種事象や営み、特筆すべき「最期の言葉」などを収集。
497
ちくま文庫
中2の隼太は、この春に名字が変わった。母が、町で人気の歯医者と結婚したのだ。すごく嬉しかった。なのに…優しい父はDVする父でもあった。この家族を失いたくない!隼太の闘いと成長の日々。[解説]岩宮恵子
498
ちくま学芸文庫
相対性理論から浮かび上がる宇宙の「穴」。星と時空の謎に挑んだ物理学者たちの奮闘の歴史と今日的課題に宇宙論の第一人者が迫る。貴重な図版・写真も満載。
499
ちくま学芸文庫
その思考の根幹にあるのは、客体であるとともに主体であり、見る者であるとともに見られるものであるという「身体」の両義性を考え抜こうとする強い意志である。
500
ちくま文庫
アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。自分の頭で考え、自力で飛翔するためのヒントが詰まった学術エッセイ。特設ページはコチラ